治療コンセプト

CONCEPT

夫婦の未来を支え、
感動あふれる街をつくる

私たちが不妊治療を通して生み出していきたいもの。
それは、もちろん「赤ちゃんが欲しい」という切なる願いに応えること。
けれど、それだけではありません。

この治療によって生まれてくる新しい命が、
やがて福岡をはじめとした九州の豊かな伝統や文化を受け継ぎ、
未来の社会を形づくっていく力強い存在へと育っていくことを、
私たちは心から願っています。
そしてこの過程を通じて、治療を受けるご本人が、
「人生の大切なステージ」に向き合う中で、
「自分も誰かに強く望まれて生まれてきた存在だったのだ」という事実に、
あらためて気づいてほしい、そう願わずにはいられません。

命の尊さを見つめなおし、
自分自身の人生にもっと愛と誇りをもって、幸せを築いていけるように。
新しい命を迎える感動と、そこからはじまる希望に満ちた日々が、ここ福岡から、
そして九州全体へと広がっていくことを信じて。
我々福岡ARTクリニックは、生殖医療を通じて皆様の人生のステージに光を灯し、
地域を、そして九州をもっと元気にできるように
今、この福岡の地から、その第一歩を踏み出します。

治療コンセプト治療コンセプト
治療コンセプト治療コンセプト

クリニック内装へのこだわり

コンサートホールのような、
心を癒すART空間

“ART”という言葉には、
私たちの専門とするAssisted Reproductive Technology(生殖補助医療)の意味と同時に、
芸術(Art)というもう一つの意味が重なります。
このクリニックには、心と命を支えるARTの空間が存在しています。
福岡のこの地で、新しい人生のステージに向かう皆様が、音楽と光と静けさの中で、安心して歩み出せるように――
そんな思いを込めて、この空間をかたちにしました。


空間のこだわり空間のこだわり

「待つ」場所ではなく「心を休める」場所に
「待つ」場所ではなく「心を休める」場所に

私たちは、いわゆる「待合室」を単なる待機の場所とは捉えていません。福岡ARTクリニックでは、そこを“コンサートホール”あるいは“ラウンジ”のような空間として設計しました。
不妊治療では診療の特性から、どうしても待ち時間が長くなる事があります。だからこそ、夫婦がただ「待つ」のではなく、落ち着いた色合いと温かみのある空間で“心を休める”時間にしてほしいと考えました。

心をほどく音色が、ここに流れています

空間を満たす音楽もまた、大切な存在です。
音楽は、喜び、悲しみ、怒り、楽しさ――人生のあらゆる場面に寄り添い、心を静かに支えてくれます。
このホールで流れる音楽が、来院される皆様の気持ちを少しでもほぐし、安心感や癒しをもたらしてくれることを願っています。

心をほどく音色が、ここに流れています
気にしないでいい。それが通いやすさの第一歩
気にしないでいい。それが通いやすさの第一歩

プライバシーにも細やかに配慮しています。
患者様同士がなるべく目を合わせずに過ごせるよう、視線の導線や座席の配置にも工夫を凝らしています。
特に男性の来院にも配慮し、気兼ねなく過ごせる環境づくりを心がけました。
設計全体については、私自身が長年にわたり不妊治療施設に勤務した経験を活かし、無駄のない動線・機能的で柔軟な診療空間を実現しています。医療従事者にとっても快適で効率的な動きができるよう配慮されており、それが結果的に、患者様へのより良い医療提供にもつながると信じています。
4階にはキッズスペースを設けており、お子様連れの患者様にも安心してご来院いただけます。
また、採卵や手術後の回復の場となる4階の回復室はすべて完全個室とし、デリケートな時間を静かに、安心してお過ごしいただけるよう設計しています。

ロゴデザインについて
音楽から生命へ、
二つの円に込めた願い
福岡ARTクリニック

福岡ARTクリニックのロゴは、二つの円が寄り添うように並ぶシンプルな形ですが、
そこには多くの意味と想いが込められています。
このロゴの原点は、私が長年親しんできた音楽ーーとくに楽譜に描かれる「ト音記号」にあります。
そのやわらかな曲線の中にある二つの丸が、
夫婦が寄り添う姿のように見えたことから、このデザインが生まれました。

音楽から生命へ、二つの円に込めた願い

さらに、この二つの丸は、一つの帯から構成されています。
この帯は、優しく包み込む存在を表しながら、かたちとしては∞(無限)を想起させる「末広がり」のフォルムでもあります。命を育む包容力と、未来への広がりや可能性を象徴しています。

配色には、ブルーベルダンスとゴールドを採用しました。
これは、私(院長 中島章)が愛するアビスパ福岡のチームカラーの1つと、長年演奏してきた金管楽器・トロンボーンの輝きを重ねたものです。
異なる色が重なり合い、新しい世界をつくる――それはまさに、夫婦という二つの人生が交わり、新しい命を迎える姿そのものです。

このロゴは、「いのちのはじまり」を象徴しています。
生殖医療の視点から見ると、受精の瞬間、卵子の中には「雄性前核」と「雌性前核」と呼ばれる、おふたりそれぞれのDNAを含んだ2つの小さな核が現れます。それらはゆっくりと近づき、やがてひとつに溶け合って、新しい生命の設計図をつくります。このロゴに描かれている2つの丸い形は、まさにその「前核」が寄り添う姿を表しています。さらに、そこから最初の細胞分裂が起こり、生命が動き出す瞬間をも重ねて表現しています。

ひとつの命が生まれるまでの、尊く、静かで、力強い一瞬。
このロゴには、私たちが向き合う生命の神秘と、ご夫婦の願いを大切にする想いが込められています。

このロゴのデザインは、私の中学時代の友人が代表を務める株式会社ワールドシェア様に依頼し、クリニックの理念と私自身の想いを丁寧に汲み取っていただきながら、形づくられました。

夫婦の出会い、命の始まり、そして未来への希望。このロゴは、福岡ARTクリニックのすべてを静かに語る象徴そのものです。